恋い焦がれて苺と西瓜

今日は記念日、じゃないけど君に花束を

堰を切った - 高橋優「ONE STROKE SHOW 2021 〜NICE TO MEET U〜」フェスティバルホール

2021年6月30日、1年4ヶ月ぶりに、最愛の男のライブに行ってきました。



去年の今頃は彼が事務所を辞めた頃で、環境の変化(とFC解体により私のバースデーメールが届かなかったこと、7月生まれが蔑ろにされたこと)がしんどすぎて離れようかと思ったくらいだったのですが……







周りの環境、運営の体制、経営面での状況はかなり変わってしまったけれど、高橋優本人はなんにも変わっていなくて、大好きで大好きで仕方なくて、本当に行ってよかったライブだなと思いました。






序盤斜に構えていたことを後悔しています。福笑いがあんな早い段階で演奏されると思わなかったな……。


"最近やっていなかった曲"あたりから私のスイッチが入りました。「誰もいない台所」でチケ代元取ったわ……と思いました。盲目的に狂ったように聴いていたなあと思い出して、あの日に戻りたいなんて思ったりしました。


「少年であれ」もすごくよかったな……全然歌詞の意味わからずに聴いてたんだなと自分が面白おかしく思えました。思ってた以上に熱を帯びた曲だった。今回ようやく、私の中でこの曲の輪郭がはっきりしました。








私の心の堰を切ったのは、不覚にも「現実という名の怪物と戦う者たち」でした。


この曲ずっと好きで、というか元々アニメ「バクマン。」が好きだったところにEDが聞いたことある声で歌われていて、テンション爆上がりしたのを鮮明に覚えています。


観客は声を出せないけど、立ち上がって拳突き上げてぴょんぴょん跳ねながら聴くことができて、自分が心からそれを楽しんでいて、2番に差し掛かる頃には涙を流して嗚咽していました。


嗚呼、私はこの空間がずっと恋しかったんだなあ


2020年は様々な要因が重なって情緒が死んでまともに最愛の音楽を楽しめない時間が続いていて、彼の曲も全く聞けずにいました。だからこそ、高橋優の歌を全身で浴びて全身で喜ぶことができた自分が嬉しくて、その空間が愛おしくて、音楽の価値ってここにあるんだと実感しました。






久しぶりに聴いた「卒業」は高橋優が同じ気持ちでいることを伝えてくれているようで、一緒にこの困難を乗り越えよう、巡り合えてよかったあなたと出会えてよかったと心から思いました。

アンコール「ロードムービー」は、背景の星空のような光が綺麗で(ロードムービーツアーでそういう演出あった気がする、なんだか懐かしかった)、この曲の歌詞も今まで全然咀嚼できてなかったなあと悔しくなりました。本当に素敵だった……私もまたきっと会いに行きます、笑い合いましょうね







歌の力と熱い思いだけでセトリが唯一無二になる、誰も真似できないライブになる高橋優が本当に大好きなまんまでした。早くコロナ禍が明けて、高野豆腐C&Rできる世界になってほしいです。